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従業員のウェルビーイングが生産性に影響?
従業員の生産性とウェルビーイング、どちらも高めるためにできること
人類の経済の歴史は生産性の追求の歴史です。過去を振り返ると綿繰り機、組立ライン、パーソナルコンピューター、このどれもがより多く、より速く作業を行うための技術革新の歴史の一部です。
従業員のウェルビーイングが今日の多くの企業の優先課題になっている理由をいくつか挙げます。
従業員は勤怠状況が良好
幸福度の高い従業員は定着率が高い
従業員への配慮はエンプロイヤーブランドの重要な要素
従業員向けウェルネスプログラムは人気の特典
ここまででおわかりの通り、従業員のウェルビーイングに取り組むと(※4)、生産性にかかわるさまざまな物事に間接的に対処していることになります。勤怠、従業員の士気、優秀な人材の確保と定着もそうです。ですが従業員のウェルビーイングと生産性のつながりはその域に止まりません。
従業員のウェルビーイングと生産性の相関関係
従業員のウェルビーイングが生産性にどのような影響を与えるのかを具体的に知るために、もう少し掘り下げて考えてみましょう。複数の機関が複数の国で行った従業員のウェルビーイングに関する調査の統計データをいくつか集めました。以下にご紹介する事実と生産性とのつながりを考えてみてください。
体の健康が生産性を支える
事実:
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- 健康的な食生活を続けている場合、仕事のパフォーマンスが高い確率が25%高まる
- 週3回以上運動している場合、仕事のパフォーマンスが高い確率が15%高まる
- よく食べ、よく運動する労働者は欠勤の確率が27%低い
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生産性との直接的なつながり:
雇用主にとってのポイント:
幸福度の高い従業員は生産性が高い
事実:
生産性との直接的なつながり:
雇用主にとってのポイント:
メンタルヘルスの問題を放置すると生産性が低下
事実:
生産性との直接的なつながり:
雇用主にとってのポイント:
ストレスを抱えた従業員は生産性が上がらない
事実:
生産性との直接的なつながり:
雇用主にとってのポイント:
従業員の生産性問題は実際にあるのか?
すべての雇用主が従業員のウェルビーイングに配慮する必要がありますが、必ずしもすべての企業に今現在生産性の問題が発生しているわけではありません。問題の存在を知らなければ対処はできません。ですから従業員の生産性が適正水準であるかの見極めが大切です。例えば、次の質問を考えてみてください。
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顧客は提供している製品やサービスに満足しているか
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収益を上げているか、人件費と理想の成果は見合っているか
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現在の人員で目標や必要事項を達成できているか
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各チームや従業員は求めたことに応えられているか
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この4つのポイントは生産性を判断する良いものさしになります。大きな問題に発展する前に早速取り掛かりましょう。
従業員の生産性はますますの重大事項
世界のほぼすべての企業が生産性改善の必要性に迫られ、リモートワークを選択肢にしにくい製造業などの業種では特にプレッシャーが増しています。いくつかの事実を挙げます。
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顧客からの要求はますます厳しくなってきています。
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予算はますます厳しくなっている。
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人材の獲得はますます厳しくなっている。
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これらの事実は長いリストのうちのほんの一部です。そしてすべてが同じ結論を指し示しています。企業はより少ない資源でより多くの成果をあげなければならない。これが意味するのは、従業員の生産性を最大限に高めなければならないということです。従業員一人ひとりの投入量が最大化すれば、より少ない資源でより多くの成果をあげられます。
多くの企業にとって従業員のウェルビーイングが優先課題に
その一方で、綿繰り機や産業革命当時の製造ラインの時代は遠い過去、従業員やその擁護者たちがより良い労働条件を求めて闘ったのは100年以上前の話です。場合によってはその闘いが今も続いていますが、多くの雇用主が従業員のウェルビーイングが全員にとっての利益であることを理解しています。
※4 https://www.randstad.com/workforce-insights/talent-management/how-do-health-wellbeing-fit-your-talent-management-program/
※5 https://magazine.startus.cc/healthier-workers-productive-science-says-yes/
※6 https://www.ox.ac.uk/news/2019-10-24-happy-workers-are-13-more-productive
※7 https://www.mcleanhospital.org/essential/what-employers-need-know-about-mental-health-workplace
※8 https://www.corporatewellnessmagazine.com/article/workplace-stress-silent-killer-employee-health-productivity
著者
Sandra is responsible for the implementation of the inhouse concept worldwide. This business concept adds value to large organizations by optimizing their workforce and guiding flex workers in a cost efficient way of working. |