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24年の転職者数、3年連続増の331万人 男性が伸びる、総務省の労働力調査詳細
失業者数は約195万人(前年比1.5%減)で減少続く
総務省が2月14日発表した2024年労働力調査の詳細集計平均結果によると、年間の転職者数は約331万人(前年比0.9%増)と3年連続で増加しました。うち男性が154万人(同2.0%増)、女性が177万人(同0.0%)。転職希望者は約1000万人(同0.7%減)と8年ぶりに減少しています。一方、非正規職員2126万人(同0.1%増)について、理由を聞いたところ、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が731万人(同2.7%増)で最多。次いで「家計補助、学費などを得たいから」が366万人となっています。
失業者数は約195万人(同1.5%減)と減少が続いており、失業期間も「3カ月未満」が83万人(同1.2%増)と増えた一方、「1年以上」は54万人(同8.5%減)に減っており、人手不足による就業機会の増加がうかがえる結果となっています。
中小企業中心に7割が「増やす」、初任給調査
帝国データバンクが2月14日発表した2025年度「初任給に関する企業調査」によると、71.0%の企業が新卒初任給を引き上げる予定で、平均引き上げ額は9114円となることがわかりました。
引き上げ額で最も多い金額帯は「1万~2万円未満」が最多の41.3%で、「5000~1万円未満」が30.7%、「5000円未満」が18.1%など。一方、「引き上げない」企業も29.0%ありました。引き上げる企業を規模別にみると、中小企業が71.4%で最も多く、大企業の69.6%、零細企業の62.2%を上回りました。
この結果、初任給は「20万~25万円未満」の企業が62.1%(前年比4.7ポイント増)で最も多く、次いで「15万~20万円未満」の24.6%(同8.7ポイント減)。大手企業で増えている「30万円以上」は1.7%(同1.5ポイント増)と増えているものの、比率はまだ大きくありません。
調査は7~12日に実施、1519社の有効回答を集計しました。
転職活動に「影響ある」が35% 20代は半数
就活情報会社が2月13日発表した「花粉症と仕事に関する調査」によると、20代の2人に1人は花粉症が転職時期などに影響を及ぼし、花粉症の正社員の約7割が「生産性が下がる」と答えていることがわかりました。これから"本番"の花粉症ですが、働く人たちにとってはかなりの"大敵"のようです。
転職を考えている正社員の56.3%は花粉症で、年代が低いほど割合が高くなっています。転職活動への影響は35.2%が感じており、ここでも20代が50.7%。具体的には「転職時期をずらした」「応募職種などを変更したことがある」「選考でパフォーマンスの低下を感じた」などです。
また、現在就労している正社員で花粉症に悩まされている人の59.7%が「業務に支障が出る」、71.1%が「生産性が下がる」と回答。これに対して、空気清浄機の設置などの対策を講じている企業は57.5%にとどまっており、企業にとっても花粉症対策は無視できない状況になっています。調査は、20~50代の転職経験者ら1368人の回答を集計しました。