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人材サービス会社経由での採用にはどのようなメリットがあるか?
新型コロナウイルス(※1)が企業、産業、経済全体に大きな打撃を与え続ける中、中小企業を中心に多くの企業が最優先課題として事業継続に取り組んでいます。この難局を乗り越えるためには適切な人数の適切な人材が必要ですが、非効率な採用プロセスに無駄な時間やお金を費やす余裕はありません。
実績のある人材サービス会社の手を借りれば必要な人材確保のサポートを得られ、組織の柔軟性も高められます。現在のような厳しい環境ではどちらも決して軽視できません。
プロの人材サービス会社に依頼することによって得られる具体的なメリットをご紹介します。
時間に余裕ができる
現在の環境において(と言うよりも常に)成功するためには、正しい採用判断(※2)が必須です。つまり、募集ポジションの詳しい職務明細書を用意し、候補者とつながるための最も適したプラットフォームを選ぶなど採用活動の主なプロセス(※3)を時間をかけて考える必要があります。
魅力ある求人広告の作成、応募者の書類選考、面接の実施(※4)、リファレンスチェックも同様に重要です。これらの作業を高いクオリティで行えば、組織を変革してくれるような人材を見つけ、採用ミスのリスク(※5)を軽減できるでしょう。
中小企業の場合は、マネージャーが幅広い職責を負っていることが多く、次のような採用活動に割く時間はほとんどあるいはまったくありません。
- 大量の応募書類の選考、評価
- 求人広告の管理、フォローアップ
- 見送り対応
- 面接のスケジュール調整
- 試験の実施
- ラインマネージャーへの候補者の提案
これらの作業を人材サービス会社に任せることによって、あなたにもあなたのチームにも時間的余裕が生まれ、組織にとって速やかに価値になる業務に専念できます。
誰を採用するかを最終的に決めるのはあなたですから、必ずしも採用プロセスのすべての段階に関わらずとも採用判断のコントロール権を失うことはありません。
ランスタッドがパートナーなら、必要性に応じた人材確保をリクルーターに任せる方法でも、プロセスの全ステップに積極的に関わる方法でも、ご希望通りに関与の度合いを決めていただけます。
人材を確保する
スキルギャップ(※6)はすべての雇用主にとって難題ですが、同じ人材をめぐって大企業と獲得競争を展開するには資金力に乏しい中小企業にとっては特に大きな問題です。
2019年第2四半期にCNBCとSurveyMonkeyが共同で行った小企業調査(※7)によると、中小企業経営者の半数以上(52%)が調査実施までの1年間、条件を満たす人材の確保がより難しくなったと回答しています。従業員数50人以上の企業の場合はこの数字が63%に上昇します。
パンデミックによって世界の失業率が悪化し、労働市場は2020年に一変しました。その結果、多くの採用マネージャーが条件を満たした候補者選びではなく、むしろ大量の応募書類をさばくことに苦戦しています。
ですがこの状態をもって、求める能力を備えた人材を労働市場で見つけるのが簡単だと思い込むべきではありません。高度な技術職の場合は特にそうです。エンジニアリング、製造業(※8)など今後数年の人材不足の悪化(※9)が予測される業種については特に、明確な人材獲得戦略の構築が重要です。
人材サービス会社がお客様に提供できる最も価値ある利点の一つは、同じような課題を抱える別の企業ですでに能力を発揮したことが証明されている事前に吟味された信頼できる人材プールにアクセスできることです。
適正水準の報酬を設定する
役割毎の給与設定はバランス調整が難しい作業です。高すぎても財務に明らかに影響しますし、低すぎてもどこか別のところでもっと有利なオファーを得られるような人材を逃すリスクになります。
組織に真の変化をもたらす力のある需要の高い人材の獲得競争を続けている場合は、絶妙なバランスを見つける必要があります。結局のところ、就職先選びの一番の重要基準は賃金です。ランスタッドの最新エンプロイヤーブランド・リサーチ(※10)では、回答者の57%が就職先を選ぶ時に一番重要視する項目は魅力的な給与と福利厚生だと答えています。
専門の人材派遣会社や人材サービス会社はこの分野にすべての時間を注いでいます。ですから賃金相場に関する最新情報や、競争力を維持するためのアドバイスを提供できます。
さらに、優秀なパートナーは、特定のスキルや経験を持つ人材の不足など、採用活動に関する傾向や動きに関して常時、情報を提供できます。こうした情報が手元にあれば、有利な立場で賃金に関して正しい判断を下すことができます。
市場の動きとテクノロジーの進展に遅れない
人事や採用(※11)の分野は常に新しいイノベーションが登場し、急速に変化しています。ですから変化の最前線に居続けることが大切です。一番の理由はビデオ面接(※12)やオンラインオンボーディングなど、価値あるメソッドやテクノロジーの恩恵を享受するため、と同時に現代感覚の機敏な組織であることを将来の従業員にアピールするためです。
人材サービス会社とタッグを組むことでこの分野の進化について最新の情報、インサイトを素早く手に入れられます。専門人材斡旋会社も人材確保の最適化に役立つ具体的なツールやテクノロジーをアドバイスしてくれるはずです。
採用活動をアウトソーシングするもう一つの大きなメリットは求職者が雇用主に何を求めているか、最新動向をキャッチできることです。魅力あるエンプロイヤーブランドの構築に役立ちます。
ランスタッドは毎年、エンプロイヤーブランド・リサーチを実施し、求職者が就職先選びで重要視する基準を探っています。
[参照]
※1 https://www.randstad.co.jp/safely-back-to-work-in-the-new-normal
※2 https://www.shrm.org/resourcesandtools/hr-topics/people-managers/pages/replacing-a-valuable-employee.aspx
※3 https://www.randstad.com/workforce-insights/recruitment-process/
※4 https://www.randstad.com/workforce-insights/talent-management/magic-structured-interview/
※5 https://www.entrepreneur.com/article/313729
※6 https://www2.deloitte.com/us/en/insights/focus/technology-and-the-future-of-work/closing-the-employability-skills-gap.html
※7 https://www.surveymonkey.com/newsroom/cnbc-and-surveymonkey-small-business-survey-results-q2-2019/
※8 https://www.randstad.com/workforce-insights/talent-management/manufacturing-recruitment-challenges-opportunities/
※9 https://business.linkedin.com/talent-solutions/blog/trends-and-research/2018/industries-biggest-talent-shortages-2030
※10 https://hub.randstad.co.jp/ebr
※11 https://www.randstad.com/workforce-insights/recruitment-process/
※12 https://www.randstad.co.uk/market-insights/covid-19-employers-insights-guides-advice/how-to-conduct-video-interviews/