就職戦線「厳しくなる」は55%で比較的楽観的、24年卒大学生

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学生就職情報会社発表した2024年卒業予定の大学3年生を対象にした「職業意識とインターンシップに関する調査」によると、企業のインターンシップ等には94.5%が「参加したい・参加の予定」と考えており、形式は「対面とオンラインの両方」を望む人が77.2%に上ることがわかりました。

 

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ただ、興味のある仕事、やりたい仕事へのイメージについては、「なんとなくイメージはある」が68.3%を占め、「具体的にある」の 18.3%を大きく上回っています。興味のある業界(3択)は「メーカー」の49.0%、「サービス」の39.0%、「IT」の26.7%が上位ですが、文系では「サービス」が52.7%でトップ、理系では「メーカー」が56. 1%でトップとなっています。

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この学年は入学時から第 1波のコロナ禍に見舞われており、学生生活について69.8%が「満足に送れていない」と感じていますが、就職戦線については「厳しくなる」という予想が54.9%で、 1年前の63.5%、2年前の88.4%に比べると楽観的な見方が広がっています。

調査は5月 18~25日に実施、大学3年生と大学院修士課程 1年生の 1189人から得た回答を集計しました。

 

23年卒学生の内定率は84.9%、コロナ前の水準

直近となる23年卒の内定率(7月 1日時点)は84.9%(前年同期比4.8ポイント増)となり、 1カ月前から8ポイント上昇しました。6月から企業による選考活動が解禁されましたが、就活戦線は大きなヤマ場を越え、コロナ前の20年卒の7月内定率の84.0%と同水準になっています。

内定を得た学生のうち、就職先を決めるなどして就活を終えた人は74.6%(同7.2ポイント増)に増え、残りは「内定得たが、就活継続中」が 10.4%(同2.3ポイント減)、「内定なし」が 15. 1%(同4.8ポイント減)となっています。

企業の求人総数は70.7万人(同3. 1万人増)と4.5%増えている一方、就職希望者数は44.9万人(同0. 1万人減)と0.3%減少しています。企業規模別の倍率は、従業員300人未満の中小企業が5.3 1倍(同0.03ポイント増)なのに対して、それ以外はかなり低い状況。同300~999人では 1. 12倍(同0. 14ポイント増)、同 1000~4999人では 1. 1 1倍(同0.22ポイント増)で 1倍を超えていますが、同5000人以上の大企業は0.37倍(同0.04ポイント減)となり、学生の安定志向がさらに強まった結果、さらに「狭き門」となっています。

取材・文責 アドバンスニュース

 

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