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グローバルリーダーが語る『The Great Workforce Adaptation(労働力の大転換): Leading the Future of Work』が開催 ~『 ワークモニター 2026』が浮彫にする実態とは~
現在、世界の労働市場はかつてない地殻変動の真っ只中にあります。AI(人工知能)の急速な普及、不確実なマクロ経済、そして人々の価値観の根本的な変化が交錯する中、企業と労働者の関係性は再定義を迫られています。
総合人材サービス大手のランスタッドは、この歴史的な転換点を「The Great Workforce Adaptation(労働力の大転換)」と名付け、その実態を浮き彫りにする最新のグローバル調査レポート『ワークモニター 2026』を発表しました。
本レポートの発表に伴い、この「大転換」の波をいかに乗りこなし、組織の持続的成長へと繋げるかを議論する特別ウェビナー『The Great Workforce Adaptation: Leading the Future of Work』が開催されました。本記事では、世界の最前線で組織変革を牽引するトップリーダーたちが交わした熱帯びる議論のハイライトをご紹介するとともに、これからの経営・人事戦略に不可欠なインサイトの潮流を紐解きます。
グローバルリーダーが集結した特別ウェビナー
2026年3月3日(CET)に開催された本ウェビナー『The Great Workforce Adaptation: Leading the Future of Work』では、各業界を代表するHRのトップランナーが集結し、AIの浸透がもたらす組織的課題と、未来に向けた人材戦略について高度なパネルディスカッションが展開されました。
【登壇者】
- モデレーター:
サム・シュリンパー(Sam Schlimper)
ランスタッド・エンタープライズ ランスタッドアドバイザリー マネージング・ディレクター
- パネリスト:
- ミリアム・ベアトーブ・モレアーレ(Myriam Beatove Moreale)
ランスタッド CHRO - モーリッツ・キッペンベルガー(Moritz Kippenberger)氏
BMWグループ 人事戦略担当責任者(Head of HR Strategy) - ジェイニー・ハウソン(Jayney Howson)氏
サービスナウ(ServiceNow) グローバル・ワークフォース・スキル シニア・バイスプレジデント(SVP)
- ミリアム・ベアトーブ・モレアーレ(Myriam Beatove Moreale)
激動するビジネス環境において、企業はどのようにして「AI」と「人間」の強みを融合させ、次世代の労働秩序を構築すべきなのか。議論は、机上の空論ではない、極めて実践的かつ本質的な経営課題の深層へと切り込んでいきました。
▶ オンデマンド配信で視聴する:世界のリーダーが語る「大転換」の議論全編はこちら(英語のみ)
ハイライト:経営層が直面する「3つの核心的な問い」
パネルディスカッションでは、企業が今すぐに対処すべき複数の重要なトピックが提起されました。ここでは、シニアクラスの人事・経営者が特に注目すべきハイライトをご紹介します。
1. AIと人材の融合:「Talent + Technology = Transformation」
議論の火蓋を切ったのは、AIがもたらす変革の本質に関する見解です。テクノロジーは間違いなく変革の中心にありますが、それ単体では機能しません。ServiceNowのJayney Howson氏は、「テクノロジーとタレント(人材)が結びついて初めて、真のトランスフォーメーション(変革)が実現する」と断言します。
また、AI導入において企業が直面するのが、労働者側の「懐疑的な見方」です。労働者の多くは、AIがもたらす利益が自分たちよりも企業側に偏っていると感じており、この「現実のギャップ」を放置することは組織の士気低下に直結します。パネリストたちは、IT部門だけでなく全従業員に対してAI技術を民主化し、AIが「人間の能力を拡張(オーグメンテーション)する強力なパートナー」であることを明確に示す必要性を強調しました。
2. AI時代にこそ求められる「ヒューマン・アドバンテージ」
興味深い議論として挙げられたのが、AIツールの過度な依存による「思考力の低下(Cognitive decline)」への懸念です。AIに安易に答えを求めるのではなく、組織としてどのように人間特有の「知恵(Wisdom)」や「共感力」を育成していくかが問われています。
Howson氏は、社内でのコミュニケーションにおいて「AIを使用する(use AI)」という言葉を「AIと共に働く(work with AI)」へと変更した事例を紹介しました。このわずかな言葉のシフトが、従業員とテクノロジーとの関係性を「単なるツールの利用」から「協働」へと進化させ、人間ならではの付加価値(ヒューマン・アドバンテージ)の重要性を再認識させる契機となったと語ります。
3. 不確実な時代のアンカー(錨)としての「マネージャーの再定義」
ウェビナーの中で最も熱を帯びたトピックの一つが、激変する環境下における「直属のマネージャー」の役割です。雇用の先行きに不安を感じる従業員にとって、マネージャーは心理的安全性を担保し、安定をもたらす最重要の存在(アンカー)となっています。
BMW GroupのMoritz Kippenberger氏をはじめとするパネリストたちは、これからのマネージャーは従来の「管理業務」から解放され、部下の成長を導く「コーチ」としての役割に特化すべきであると提言しました。リーダーには、リスクを恐れず挑戦できる環境を創出するための「謙虚さ(Humility)」と「大胆さ(Courage)」の双方が求められているのです。
最新レポート「ワークモニター 2026」が導き出す組織の未来図
ウェビナーで語られた洞察の基盤となっているのが、ランスタッドが発表した『ワークモニター 2026』です。本レポートは、世界35の国と地域にわたる27,000人以上の労働者と1,200社以上の企業を対象とした、圧倒的な規模を誇るグローバル調査によって構成されています。
本調査からは、企業と労働者の間に横たわる深刻な「自信のギャップ」の正体や、直線的なキャリアパスの終焉と「ポートフォリオ・キャリア」の台頭など、これからの人材戦略を根本から覆す事実が次々と明らかになっています。
例えば、採用において「形式的な資格よりもスキルと経験を重視する」傾向や、「人材を惹きつける要因」と「人材を定着させる要因」の決定的な違いなど、次世代のエンプロイアビリティ(雇用され続ける力)を紐解くための重要なファクトが網羅されています。
さらに、グローバルトレンドと比較した際の「日本市場特有の悲観的な見通し」や「マネジメント課題」についても、具体的なデータと共に深く掘り下げられています。
自社の人材戦略は、この「大転換」の波に適切に適応できているでしょうか? 競合他社に先んじて優秀なタレントを確保し、強固な組織を築くためのヒントは、すべてデータの中に隠されています。
変革への第一歩を踏み出すために
ウェビナーで提示されたビジョンと、『ワークモニター 2026』が示す圧倒的なファクト。これらは、貴社の組織変革を推進するための強力なコンパスとなるはずです。
本記事でご紹介したインサイトは、膨大な調査結果のごく一部に過ぎません。労働者が企業に何を求め、どのような環境で最高のパフォーマンスを発揮するのか。その詳細なデータと、具体的なアクションプランについては、『ワークモニター 2026』完全版レポートにてご確認いただけます。
【次世代の組織戦略をデザインする】 世界の最新トレンドと、日本市場の特異な現状を正確に把握し、貴社の「Partner for Talent」戦略を確固たるものにするために、ぜひ今すぐ完全版レポートをダウンロードしてください。
あわせてチェック:
▶ 特別ウェビナー『The Great Workforce Adaptation』をオンデマンドで視聴する(英語のみ)
▶ 人材戦略・組織変革に関するランスタッドへのご相談・お問い合わせ