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【VUCA時代を勝ち抜く】ミカドテクノス・明電舎に学ぶ!「共創」でイノベーションを生み出す経営戦略の最前線
不確実な時代を勝ち抜く鍵:「共創」がビジネスにもたらす価値
ビジネスを勝ち抜くために「共創」が求められている
グローバルサプライチェーンの混乱、加速する技術革新、そして深刻な人手不足……現代はVUCA※時代とも呼ばれ、企業を取り巻く環境はかつてないほどの不確実性に満ちています。市場の変化は加速し、従来のビジネスモデルだけでは持続的な成長が困難といえます。このような中で企業がビジネスを勝ち抜いていくために、「共創」の概念が強く求められています。
※ブーカ。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字による造語。不確実性が高く、将来の予想が困難な状態を指す。
「共創」の必要性を生み出した「トランプ関税」
「トランプ関税」は、多くの企業に既存のグローバルサプライチェーンの見直しを迫りました。特定の国への過度な依存がリスクとなる現代において、サプライチェーンの強靭化がいかに重要であるかを浮き彫りにしたといえます。
このサプライチェーンの再編は、単に既存のサプライヤーを切り替えるだけではありません。場合によっては競合他社とも協力して新たなパートナーシップを構築し、より強靭で柔軟なサプライチェーンを「共創」することも必要になるのです。
例えば、関税を回避するために複数企業が共同で生産拠点を移転したり、新たな地域での生産体制を築いたりするケースが考えられます。これは、まさに『共創』が新たな活路を切り拓く具体例と言えるでしょう。
まずは「トランプ関税に直接的に苦しめられている企業」の例を挙げましたが、トランプ関税に影響を受ける企業に「関連している企業」もまた、二次的な影響を受けています。
この影響は、直接的な関税対象企業に留まらず、関連する多くの企業に波及しています。だからこそ今、多様なパートナーとの『共創』を通じて新たな価値を創造し、事業変革を推進することが不可欠なのです。
なぜ今、「共創」なのか?
「共創」とは、企業、顧客、パートナー企業、競合他社、研究機関、政府など、多様なステークホルダーが協力し、それぞれの知識や技術、経験を持ち寄って共に新たな価値を創造し、またサービス、製品を生み出していくプロセスを指します。
オープンイノベーション、エコシステム、パートナーシップといった概念とも密接に関連しており、以下のような理由から、不確実性が高まる現代のビジネス環境においてますます重要性が認識されています。
・複雑な課題への対応力の向上
国際情勢やサプライチェーンの混乱、技術革新の加速など、現代のビジネス課題は複雑化の一途をたどっています。自社だけでは解決が難しい課題も、多様な視点や専門知識を持つパートナーと連携することで、より効果的かつスピーディーな解決策を見いだすことが可能になります。
・革新的なイノベーションの加速
自社内だけでは生まれにくい革新的なアイデアやサービスも、異業種・異分野との交流を通じて創出される可能性が高まります。共創は、オープンイノベーションを促進し、企業の持続的な成長エンジンとなります。
・変化する市場ニーズへの迅速な適応
市場ニーズは多様化し、変化のスピードも速まっています。共創を通じて顧客との接点を深め、市場の声を直接取り入れることで、より顧客に寄り添った製品やサービスの開発が可能となり、市場の変化にも迅速に対応できます。
・リソースの最適配分とリスク分散
深刻な人手不足やコスト増大の課題に対し、共創は有効な解決策となります。外部のリソースや専門性を活用することで、自社の限られた経営資源を最適に配分し、開発コストなどのリスクを分散させ事業の持続可能性を高めることができます。
このように、「共創」は単なる協力関係を超え、企業が持続的に成長し、新たな価値を生み出し続けるための重要な戦略です。VUCA時代において、共創は企業が直面する課題を乗り越え、収益性を高めるための最新のイノベーションマネジメントとして注目されています。
共創が拓く未来のビジネスを学ぶ
共創によるイノベーション経営を叶えた2社が登壇
ランスタッドは、7月23日(水)に「共創」をテーマにしたウェビナー「共創できる組織」はどう作る?~成功企業に学ぶ社員の力の引き出し方~を開催します。
共創を実装し、収益に結びつくイノベーション経営を実現しR&D 100アワードの候補にもなったミカドテクノス株式会社とアジャイル型のアプローチとチーム活動を促進する仕事場づくりで共創に成功している株式会社明電舎の2社にご登壇いただくとともに、ランスタッドの組織開発ディレクターで、産業組織心理学に基づくイノベーションコンサルタントでもある川西由美子のナビゲーションでより深い議論をお届けします。
共創を通じていかにイノベーションを創出し、収益性の高い企業へと変革していくか。企業の持続的成長の鍵となる「共創できる組織」のつくり方や、イノベーションを加速させるヒントを、先進企業の成功事例を通じて探求していきます。
未来のビジネスを共創するヒントを見つけよう
本ウェビナーは、「共創に取り組みたい」と考えている企業であれば、どなたでも大いに役立つ内容となっています。既存の技術を異業種と共同で開発したい企業も、IOTでコトづくりをしたい企業も、新たなビジネスの種を見つけたい企業も、参加することで「共創に取り組みたい」と考えている企業であれば、どなたでも大いに役立つ内容となっています。
この機会に、未来のビジネスを共創するヒントを見つけましょう。無料ウェビナーはこちらから。
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