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採用難易度が高まっている今、自社に適した人材の採用に尽力されている企業が多いと思いますが、同じくらいオンボーディングプロセス（採用決定から実際に入社し、活躍してもらうまで）にお悩みの企業は多いのではないでしょうか。
ランスタッドの「プロフェッショナル派遣」は、企業が高度なスキルや経験を持つ即戦力人材を必要とする際に、柔軟かつ効率的に採用できる手段として注目されています。
ですが、「プロフェッショナル派遣」のように新しい採用手法ですと、さらにオンボーディングやサポートの難易度が上がるのでは？というご相談を多くいただいています。
そこで今回は、「プロフェッショナル派遣」を実際に活用した企業と候補者両方にインタビューをして、リアルな声を通して実態をお伝えします！
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Index
企業の状況
まずは自己紹介と、貴社について簡単にご説明をお願いします。
当社は外資系のサービス会社で、日本法人の社員数は数千人を越える企業規模です。私は人事部門の中のHRBPチームの責任者として勤務しています。
採用活動を担うチームや、その体制はどのような状況だったのでしょうか。
人事部で採用を担当するチームは9人在籍しています。
ですが、営業職などの現場ポジションの採用を優先しマンパワーを割いており、自部門の採用が後手に回ってしまうような状況でした。
今回「プロフェッショナル派遣」を導入した経緯や、当時の状況について教えてください。
当社のHRBPチームでは社内の全ての部門をサポートしていますが、メンバーの1人が産休・育休を取得することになりました。
このチームも他の事業部やチームと同じように、全員が常に100%かそれ以上の業務量を抱えているような状況でしたので、その社員の産休・育休取得期間中のカバーをするためのマンパワーの確保が急務という状況でした。
今回募集したポジションのミッションや、求める要件はどのようなものだったのでしょうか。
このHRBPポジションの採用は、産休・育休取得メンバーのカバーが目的のため雇用期間は有期になりますが、既存のメンバーと同じミッションと役割を担っていただく必要があり、担当する部門の事業目標達成のために高いレベルのコミュニケーションと幅広い課題解決能力が求められます。
産休・育休取得メンバーは非常に優秀で経験も豊富なため、カバーをできるスキルや経験値がある方はそもそもマーケットに少なく、仮にいたとしても長期でのご就業をご希望される方が多いため、すぐに採用して入社してもらうことは難しい状況でした。
そんな中で「プロフェッショナル派遣」を利用されたのですね。この手法を利用する決めてはなんだったのでしょうか。
休職するメンバーには是非元のポジションに復職して欲しいと考えており、ご本人もそれを希望してくれていました。そのため正社員でのリプレイス採用をするという選択肢はありませんでした。
また、勤務期間が限定されており、かつ未経験の方を採用して育成する時間的な余裕もなかったため、同職種でのご経験が豊富で素早い立ち上がりが期待できる方を採用するには「プロフェッショナル派遣」が最も適していると考えたのです。
候補者の状況
まずは自己紹介とこれまでのご経歴について教えてください。
これまで外資系企業において人事部門でのリーダーや責任者ポジションを30年以上、幅広い業界（航空、IT、飲食、ライフサイエンス、製造など）で歴任してきました。人事領域の中でも人事戦略、組織開発、人材育成、オペレーション改善、労務管理など一通り実務を含めて携わっています。
ちなみに今年62歳になります！
すごい豊富なご経歴。まさにプロフェッショナルですね！
転職活動をされていた時にはどのようなご状況だったのでしょうか。
前職を定年退職後、まだまだ会社や社員の成長に貢献したいという思いから、自身の強みであるグローバル企業の人事リーダーのポジションを探していました。複数の人材紹介会社から多くの案件をご紹介をいただきましたが、年齢の壁はどうしてもなくすことはできず、なかなか良縁に恵まれていない状況でした。
そこで、正社員雇用に固執せず、契約社員や派遣社員などの雇用形態も視野に入れて探すことにしました。
「プロフェッショナル派遣」という働き方を知って、どういった印象でしたでしょうか。
ランスタッドの「プロフェッショナル派遣」担当のコンサルタントから連絡をもらったのがきっかけで、こういった案件があるのだと知りました。もちろん派遣社員という雇用形態は知っていました。ですが、外資系企業や海外では比較的一般的なものの、今回のような高度なスキルや経験を求められるポジションを派遣社員雇用で募集している企業はほとんど聞いた事がなかったので驚きました。
私のキャリアで初めての有期雇用契約での就業でしたので、不安がなかったと言えば嘘になります。ですが、選考時にコンサルタントからミッションや業務内容などのしっかりとしたフォローがありましたし、会社や社員の成長に貢献して働くことに雇用形態は関係ないと感じました。
採用時～オンボーディングの流れ
実際の選考からオンボーディングはどのような流れでしたか。また、工夫したり注意した点がありましたら教えてください。
今回のポジションは有期雇用ということもあり、ハンズオンで幅広い業務に対応いただける方を対象に探していたので、ランスタッドのコンサルタントといっしょに、しっかりとスキルや経験のターゲットを明確にするようにつとめました。実際選考をしてみると、求めるスキルや経験はもちろんのこと、人事戦略や経営層への提言なども含めた、中長期的な取り組みにもフレキシブルにご対応いただける方に来ていただけて、とてもありがたかったです。
採用決定後すぐにご入社いただけるということだったので、入社まではコンサルタントとメールなどで詳細なスケジュールなどのやり取りを行いました。
入社後は、会社全体で実施しているオンボーディングプロセスをベースにしつつ、より早い立ち上がりを意識して、ビジネスの概要や組織体制、人事制度、社内ステークホルダーなどについての説明を、対面で約1週間かけて行いました。全体像を把握してもらった後、休職メンバーから直接具体的な業務の引継ぎをしてもらいました。合わせて2週間程ですね。
既にご経験を十分にお持ちの方なので、早く自走していただけるように、社内手続きや当社特有のポリシーやプロセスなどを中心にお伝えしました。また、ご経験に見合った裁量を持っていただきたかったので、確認やアドバイスは最低限にして、お任せするスタンスなどもお伝えしました。
実際のところ、ご自身で判断して進めていただく場面と、私に確認や相談をしてくれるバランスも良くとても助かりました。また、こちらが全て説明しなくてもすぐに理解してもらえたり、反対に組織としての課題について適格な意見やアドバイスまでいただけたので、やはり経験豊富なプロフェッショナルな方はすごいなと感心したのを覚えています。
採用決定後に入社に必要な書類等はすぐに郵送されるなど、迅速な対応をしてもらい、すぐに入社準備に取り掛かることができたののでとても助かりました。
入社前からHRBPチームの上司や他メンバーからのこまめな連絡などで暖かく迎えていただき、入社後もオンボーディングに十分な時間を取ってくれたのでスムーズで、且つ安心してスタートすることができました。やはり、新入社員を迎える際のオンボーディングプロセスは重要であるということを、人事としても改めて認識しました。
「プロフェッショナル派遣」で採用・就業してみて
「プロフェッショナル派遣」を利用してみたご感想を教えてください。
募集から勤務いただく日まで短い期間しかなかったのですが、スピーディーにプロフェッショナルな方に来ていただけて、休職に入るメンバーとの引継ぎ期間も確保できた点が非常に大きいメリットでした。
また、短い準備期間で戦力になっていただけましたし、チームの中でもムードメーカー・頼れる先輩としてご活躍いただいています。そして何より担当してもらった部門からも高く評価され、HRBPチーム全体の評価も上げてくださったことにとても感謝しています。残念ながら今回は有期雇用でのお仕事ですが、また一緒にお仕事をできる機会があればと願っています！
休職メンバーが予定通り復職されるので、私も契約期間で終了することになります。業務内容にもやりがいを感じているので、後ろ髪を引かれる気持ちはありますが、しっかりと復職される時に引継ぎをしてミッションを完了したいと思います。
これまで長く人事部門の責任者などを務めてきましたが、今回の転職を機に、改めて現場でメンバーと一緒に汗をかく楽しさややりがいを実感しましたし、「プロフェッショナル派遣」という新しく画期的な働き方の良さを感じることができました。
今後の転職は「プロフェッショナル派遣」を含めた様々な雇用形態で、社員により近い”現場”を担当できるポジションを中心に探し、更に経験を積んで自分自身の市場価値を高めていきたいと考えています！
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インタビュー後記
企業と候補者、双方の状況やニーズに応じて採用活動をすることが重要になってきている今日において、「プロフェッショナル派遣」を活用し、柔軟な採用・雇用形態としてお役立てていただけていることをお聞きできました。「プロフェッショナル派遣」は専門的なスキルや経験を持つ人材が、様々な業界で活躍する機会を提供し、企業の成長と個人のキャリア形成に貢献しています。新しい採用手法のひとつとして加えてみてはいかがでしょうか？
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［著者プロフィール］
山浦 美花（やまうら みか）
ランスタッド株式会社
マーケティング＆ブランドコミュニケーション本部 DX部
インサイドセールス
マーケティング＆ブランドコミュニケーション本部 DX部
インサイドセールス
マネージャー
