「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキル」経産省が取りまとめ

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生成AIはビジネス機会を引き出す可能性

経済産業省は、有識者による「デジタル時代の人材政策に関する検討会」で議論された内容を、「生成AI時代のDX推進に必要なスキルの考え方」として取りまとめ、87日公表しました。

それによると、「生成AIはホワイトカラーの業務を中心に、生産性や付加価値の向上等に寄与し、大きなビジネス機会を引き出す可能性」があるとする一方で、「生成AIの利用により業務が効率化されることで、社会人が業務を通じて経験を蓄積する機会の減少を認識する必要」だとしています。

●POINT

【生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方】

  • 変化をいとわず学び続ける「マインド・スタンス」、デジタルリテラシー(倫理・知識の体系的理解)。
  • 指示(プロンプト)の習熟、言語化の能力、対話力(日本語力含む)。
  • 経験を通じて培われる「問いを立てる力」・「仮説を立てる力・検証する力」。

 

【政策での対応】

  • 情報処理推進機構(IPA)において、生成AIの登場や進化を踏まえた「デジタルスキル標準(DSS)」の改訂を実施。
  • デジタルスキルを身につけるための教育コンテンツを一元的に提示するポータルサイトにおいて、生成AIの利用方法を学べる講座を追加掲載。
  • デジタル推進人材育成プログラムで、受講生が取り組む課題解決において、2023年度から生成AIを利用。
  • 「情報処理技術者試験」のうち「ITパスポート試験」について、出題範囲のシラバスに生成AIに関連する内容を追加するとともに、サンプル問題を公開。

参考:経済産業省「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」より

 

労働者派遣事業の令和4年6月1日現在の状況、速報値を発表

労働者派遣法は、派遣元事業主に対して6月1日現在の運営状況を報告書で提出するよう定めており、厚生労働省は、89日、「労働者派遣事業報告書」の集計結果(速報値)を発表しました。

報告書によると、派遣労働者数は約186万人で、対前年比10.4%の増加、うち、製造業務に従事した派遣労働者数は約41万人で、対前年比14.0%の増加となっています。

参考:厚生労働省「労働者派遣事業の令和4年6月1日現在の状況より

 

一般職業紹介状況(令和5年6月分)について

厚生労働省は、一般職業紹介状況(ハローワークにおける求人、求職、就職の状況)の2023年6月分を公表しました。
有効求人倍率(季節調整値)は1.30倍で、前月を0.01ポイント下回り、新規求人倍率(季節調整値)は2.32倍となり、こちらも前月を0.04ポイント下回りました。一方、正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍となり、前月と同水準でした。
6月の新規求人(原数値)は、前年同月と比較して2.1%減となりました。産業別でみると、宿泊業,飲食サービス業で1.3%増、医療・福祉で0.9%増、とわずかに増加していますが、学術研究・専門・技術サービス業で0.8%増ですが、製造業で11.0%減、建設業で7.2%減、教育・学習支援業で2.6%減となっています。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年6月分)より

 

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