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無意識の壁を乗り越える:オランダ企業と考える「アンコンシャスバイアス」のその先へ
現代の職場において、「多様性」という言葉はもはや特別なものではなく、組織が持続的に成長するための不可欠な要素として認識されています。しかし、多様な個性が集まる場所だからこそ、私たちは新たな課題に直面することもあります。その一つが、「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)」です。
ランスタッドが、オランダ王国大使館など3団体と共同で開催するオンラインウェビナーは、この「アンコンシャスバイアス」をテーマにしたものです。本記事では、このウェビナーがなぜ今、重要なのか、そしてそれが私たちの職場、ひいては社会にどのような影響をもたらすのかを考察します。
オンラインウェビナー「オランダ企業と考えるアンコンシャスバイアス45分」
「無意識の思い込み」が職場に生む影響
私たちは皆、過去の経験や文化、教育を通じて、知らず知らずのうちに様々な「思い込み」を形成しています。これらは、日々の意思決定やコミュニケーションに影響を与え、時には意図せずして特定の個人やグループを不利益にしてしまうことがあります。例えば、採用面接での評価、チーム内での役割分担、あるいは昇進の機会といった場面で、無意識のバイアスが影響を及ぼす可能性は否定できません。
組織が「エクイティ、ダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギング(EDI&B)」を推進する上で、このアンコンシャスバイアスへの気づきは、まさに第一歩となります 。誰もが持っている可能性のあるこの「無意識の思い込み」に光を当てることで、より公平で、多様な意見が受け入れられ、誰もが安心して居場所を感じられる職場環境を築くことができるでしょう。
オランダ企業との協働が生んだ「対話の場」
今回のウェビナーは、ランスタッドがオランダ王国大使館、オランダ商工会議所(NCCJ)、エヌエヌ生命保険株式会社と共同で開催するものです。この企画は「オランダ企業によるラウンドテーブル」という、継続的な対話の場から生まれました。(写真は昨年10月にオランダ大使館で開催された第5回ラウンドテーブルの様子)
2023年4月から5回にわたり開催されてきたこのラウンドテーブルでは、人材を取り巻く社会課題の重要性が増す中で、働き方先進国であるオランダ企業が率先してEDI&Bの重要性とその実現方法を発信してきました。これまでに延べ約200名もの人事担当者やEDI&Bに関心を持つ日本法人が参加し、深い議論を重ねてきた中で、アンコンシャスバイアスへの理解がいかに重要であるかを再認識し、今回のウェビナー開催に至ったといいます。
普段はオフラインで開催されるラウンドテーブルですが、より多くの方々に参加していただくため、今回はオンライン形式が採用されました。
45分の集中講座で、気づきの一歩を
本ウェビナー「オランダ企業と考えるアンコンシャスバイアス45分」は、ランチタイムのわずか45分間という短い時間で、アンコンシャスバイアスの基礎とその職場での具体的な影響、そして意識改革のヒントを提供します。専門的なトレーニングを受けたスピーカーが、誰にでも起こりうる身近な例を交えながら解説してくれるため、初めて学ぶ方にも理解しやすい内容となっています。
多様な働き方が浸透し、より複雑になる現代の職場において、私たちは互いの違いを理解し、尊重し合うことがこれまで以上に求められています。このウェビナーは、そのための第一歩となる「気づき」を与えてくれる貴重な機会となるでしょう。
職場でのコミュニケーションや意思決定の質を高め、誰もが自分らしく輝ける場所を創るために、この機会にぜひ参加をご検討ください。
オンラインウェビナー「オランダ企業と考えるアンコンシャスバイアス45分」 |