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〔調査〕派遣スタッフにとって使いやすい連絡手段とは
ビジネスにおける連絡手段が電話のみだった時代と比べて、現在は格段にその手段が増えました。Eメールやビジネスチャット、WEB会議ツールなど、連絡の内容や目的、相手によってツールを選択することができるようになっています。
では、自社の従業員との連絡はどうでしょうか。外出先からの連絡、リモートワーク中の連絡、勤怠に関する連絡など会社と従業員で連絡を取る場面は多くあります。従業員にとって連絡しやすい手段は会社が用意または許可している手段と一致しているでしょうか。
また、派遣社員の場合、雇用主が派遣会社で勤務先が派遣会社が契約した派遣先であることから「会社」との連絡先が2か所になります。利用可能な連絡手段を明確に示しておくことはとても重要です。
今回、現在派遣社員として働いている方(以下、派遣スタッフ)に連絡手段についてアンケートをおこないました。実際に利用している連絡手段や自身にとって使いやすい連絡手段について調査した結果をご紹介します。
*調査概要 2024年4月調査実施/外部機関による調査/無記名回答/サンプル数:1,008(派遣社員として働いていると事前調査で回答した方1,008名)
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派遣先との連絡手段
派遣先(実際にお仕事をする就業先、職場)との連絡で使用している連絡手段を聞きました。
※ここでの連絡とは勤務中の業務連絡ではなく、勤務時間外に派遣スタッフから派遣先におこなう欠勤連絡などを指しています
最も多くの回答者が「電話」を回答し、回答者の約64%に使用されていることがわかりました。次に「Eメール」が続き、「SMS」と「LINE」が同じくらいの回答数でした。
派遣先との連絡でもっとも使用頻度が高い連絡手段
前の設問(Q1)で挙げられた連絡手段のうち、もっとも多く使用する手段を聞きました。
「電話」がもっとも多く「Eメール」が続きました。「LINE」と「SMS」に大きな差は見られません。
派遣先に連絡する際もっとも使いやすいと感じる連絡手段
では、派遣スタッフが派遣先に連絡する際に使いやすいと感じている連絡手段は何でしょうか。
「Eメール」の回答がもっとも多く「LINE」もほとんど同じ回答数です。次に「電話」、「SMS」が続きます。各項目の前の設問との差では電話が約マイナス12ポイントと差が開きましたが「Eメール」「LINE」「電話」を選んだ人の割合には大差がないと言えます。
派遣先に連絡する際もっとも使いやすいと感じる連絡手段(年代別)
使いやすいと感じる連絡手段に年代別の差はあるのでしょうか。前の設問(Q3)の年代別回答です。
全体では「Eメール」「LINE」「電話」「SMS」の順でしたが、20代では「LINE」を選択した人がもっとも多く、続いて「SMS」「電話」「Eメール」の順でした。20代では「LINE」を選択した割合が30.2%と他の年代と比べて高くなりました。30代でも20代と同じく「LINE」がもっとも多く、「電話」「Eメール」「SMS」の順となりました。
一方、40代と50代は「Eメール」を選択した人がもっとも多く、40代では約27.7%、50代では34.3%となっています。
「電話」を選択した割合は20代がもっとも少なく、次に少ないのは50代という結果でした。
派遣元との連絡手段
派遣元(所属している派遣会社)との連絡手段について聞きました。
※ここでの連絡とは派遣スタッフから欠勤連絡をしたり、確認や相談で自ら派遣会社に連絡することを指します
最も多くの回答者が「電話」を回答し、回答者の約54%に使用されていることがわかりました。次に「Eメール」「SMS」「LINE」が同じくらいの回答数でした。Q1で同様に派遣先との連絡手段を聞いていますが、大きく傾向が変わることはありませんでした。
派遣元との連絡でもっとも使用頻度が高い連絡手段
前の設問(Q4)で挙げられた連絡手段のうち、もっとも多く使用する手段を聞きました。
「電話」と「Eメール」がほぼ同じ割合となりました。次に「SMS」「LINE」と続きました。
派遣元に連絡する際もっとも使いやすいと感じる連絡手段
では、派遣スタッフが派遣元に連絡する際に使いやすいと感じている連絡手段は何でしょうか。
「Eメール」の回答がもっとも多く「LINE」、「電話」、「SMS」が続きました。
派遣元に連絡する際もっとも使いやすいと感じる連絡手段(年代別)
前の設問(Q6)の年代別回答です。
全体では「Eメール」「LINE」の順でしたが、20代では「LINE」を選択した人がもっとも多く、次に「SMS」が続きました。30代でも20代と同じく「LINE」がもっとも多く、続いて「電話」となりました。
一方、40代と50代は「Eメール」を選択した人がもっとも多く、40代では約31.8%、50代では40.2%が選択しています。
「電話」を選択した割合は20代がもっとも少なく、次に少ないのは50代でした。
これらはQ3-1の派遣先に連絡する際もっとも使いやすいと感じる連絡手段(年代別)と大まかには同じ傾向となります。
まとめ
派遣スタッフが派遣先・派遣元とどのような連絡手段で連絡をしているか、どの連絡手段が使いやすいと感じているかの調査結果をご紹介しました。
〔調査からわかったこと〕
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派遣スタッフが会社に連絡する場面は、体調不良や電車遅延などの勤怠連絡(派遣先・派遣元あて)、契約更新や勤務に関する相談(主に派遣元あて)などです。会社の連絡ルールが存在する場合、就業開始前に派遣会社を通じて、または初日のオリエンテーション等で明確に伝えることでいざ連絡が必要となった際に派遣スタッフは連絡方法を迷わずに済みます。
また、派遣元は派遣スタッフからの相談や苦情に対して迅速に対応し派遣先と連携するため、派遣スタッフが連絡しやすい体制を整えておくことが必要です。ランスタッドでは電話、Eメールのほか、LINEを活用したリアルタイムコミュニケーションでサポートをしています。
ご不明な点がございましたら、ランスタッド営業担当もしくは法人様向けお問合せ窓口までお問い合わせください。
[著者プロフィール]
オフィス系派遣のコンサルタントとして企業、求職者・就業者の方々の支援に携わる。
現在はインサイドセールスとしてランスタッドの全サービスをワンストップでご提案することを担当。国家資格キャリアコンサルタント。