- 総合人材サービス ランスタッドTOP
- 法人向けHRブログ workforce Biz
- 最新のIT人材動向トップ5と人材獲得(採用)戦略②~優秀なIT人材を惹きつけるための6ステップ~
最新のIT人材動向トップ5と人材獲得(採用)戦略②~優秀なIT人材を惹きつけるための6ステップ~
ご存知の通り、昨今のIT人材の獲得競争は、熾烈を極めています。そこで、今回は優秀なIT人材を惹きつけ、あなたの会社を選んでもらうためのコツを、6つのステップに沿ってご説明します。
もし今、優秀なIT人材を確保できずにいても心配ありません。どの企業も同じような状況だからです。開発者、データサイエンティスト、サイバーセキュリティスペシャリストの需要は過去最高レベルに達し、これらのスキルのある人材を獲得することに関して、世界中の企業が同じ悩みを抱えています。条件に合致する人材を見つけられたとしても、今度は熾烈な獲得競争が繰り広げられます。そんな時、雇用主としての魅力を高め、あなたの会社を選んでもらうためにはどうすればよいでしょうか?まずは実用的な対策を講じ、雇用主としての強みをアピールして、他のどの会社よりも魅力的だと思ってもらうこと。と同時に適切なメッセージを発信し、従業員への価値の提案と求める人材プールとを合致させれば、この獲得競争において最善の機会が訪れるはずです。
では、そうするためにはどうすべきか?ランスタッドから6つの重要ステップを提案します。
1、まずは自社の評価から
まずは自社のエンプロイヤーブランドがどのように認識されているのか、人材獲得戦略を強化するためにそれをどう補強できるかの理解から始めます。エンプロイヤーブランド、コーポレートブランドに関する重要測定項目に注目し、この先の方向感覚を捉えます。
2、EVP(従業員価値提案)を定義する
従業員に魅力ある職場や文化を提供していますか? 現在提供しているベネフィット(価値)を見直し、求職者の希望と合致しているかを見極めて、優秀な求職者の目が自社でのキャリア開発に向くように必要条件をしっかり整えましょう。
3、求職者の動機を知る
IT・テクノロジー人材が理想とする雇用主に何を求めるかご存知ですか?快適な職場環境より雇用の安定の方が大切なのでしょうか?仕事内容の面白さについてはどうでしょうか?彼らが何を求めているかを知ることが大切です。
2020年9月にランスタッドが独自に行った調査によると、IT業界(情報通信)の働き手が勤務先を選ぶ際に求めるものは、第1位が「給与水準が高く 福利厚生が充実している」、第2位が「ワークライフバランスが 実現しやすい」、第3位が「フレックスタイムや在宅勤務など 柔軟な勤務が可能である」という結果でした。他の業界よりも就業後ワークライフバランスがきちんと保てるかどうかを重視していることがみてとれます。また、フレックスタイム、在宅勤務など柔軟な働き方を提供していくことは、IT人材獲得においては必須となるでしょう。優秀なIT人材を獲得していくためには、給与だけではなく就業後の働き方や成長できる機会などを考えて行く必要があるでしょう。
4、アクションプランを立てる
エンプロイヤーブランドを構築できなくても、求職者の企業イメージに働きかけることは可能です。IT・テクノロジー人材にメッセージを発信するために、説明会はSNSでのキャンペーンなどアクションプランを立てましょう。実施後は効果の測定も忘れずに行ってください。
5、世間の評判に耳を傾ける
各種メディアやSNSを活用し、自社のエンプロイヤーブランドが市場でどのように話されているかに耳を傾けましょう。低い評価をなかったことにすることはできませんが、そうした批評を元に問題に対処したり、批判が最も多かった項目の改善に努めることはできます。
6、記憶に残る体験を提供する
エンプロイヤーブランドの最も重要な要素の一つに「候補者体験(Candidate Experience)」があります。つまり、応募プロセスにおいて、透明性をもってコミュニケーションを取ることが重要なのです。選考過程でネガティブな体験をした求職者はその会社の製品やサービスに対してもネガティブな感情を持つことを忘れないでください。
本コラムは、ランスタッドのオリジナルコラム(英語版/English Ver.)「 learn how to attract top IT and tech talent in 6 steps.」とオリジナルガイド(英語版/English Ver.)「 RSH_Whitepaper_digitaal_How_to_attract_190506」に加筆・修正した内容となります。