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【企業の魅力度チェックリスト付き】採用ミスマッチの原因を知り、必要な人材を確保!
採用ミスマッチはなぜ起きる?
「企業で働く」ことには、仕事内容や職場環境、待遇、人間関係、そして働き手の性格や思考など実にさまざまな要素が内包され、影響し合っています。
採用ミスマッチのほとんどは、こうした複雑な要素について採用段階で共有しきれないことから起こります。転職者と企業の双方で、希望・理想と現実の間にギャップがあるまま働き始めてしまうのです。その結果、次のような問題が顕在化します。
・転職者が希望していた労働条件(昇給や勤務時間など)と実際の条件が乖離している
・転職者の実際のスキルと現場が求めているスキルが乖離している
・転職者が想定していた仕事内容と実際の仕事内容が乖離している
・転職者の性格や志向が社風と合っていない
・求人情報に書いてある社風や業務内容と実態が乖離している
・入社後に転職者が仕事や職場へなじむためのフォローがない
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採用活動において、企業側は職場や仕事をよく見せようと転職者にとって有利な面をことさらに強調したり、不利な面については触れずにおいたりしがちです。しかし、それで取り繕えるのは採用時だけ。あまりに実態と乖離していると不信感につながり、早期退職を招きかねません。
ミスマッチを防ぐためにも、よい顔ばかり見せるのは控え、転職者が正しく企業について理解できる情報を発信することが大切です。もし「正直に伝えたのでは人が来ない」というような状況であれば、まず働き手にとって魅力的な企業となるように社内を整えていくことも重要です。
エンプロイヤーブランディングを活用し、働き手にとって魅力的な企業へ
働き手にとって魅力的な企業となるため、そして魅力的であり続けるための指標としてぜひ活用したいのが「エンプロイヤーブランド」です。エンプロイヤーブランドは、ランスタッドが世界30カ国で20年以上にわたりリサーチを続けることで確立してきた、人々が働き手としてその会社に持っているイメージのこと。つまり「勤務先としての企業の魅力度」そのものなのです。
エンプロイヤーブランドが高まれば、企業は外面ではなく実態として「働きたい」と思われる魅力が増していきます。採用時にわざわざよい顔をしなくても、自社にマッチした優秀な人材を得られるのです。
ここでランスタッドが2022年1月に調査した「エンプロイヤーブランドリサーチ 2022」の国内レポートを例に、働き手が勤務先を選ぶときに何を求めているかを見てみましょう。この調査では、「給与水準の高さ、福利厚生の充実度」と「快適な職場環境」が同率1位で、55%と半数を超えています。これだけでも「働きやすく、生活面でも安心できる仕事・職場が求められている」ということがわかります。
採用ミスマッチを防ぐための10のポイント
採用のミスマッチを防ぐためには、転職者へ自社について正しく伝えることが重要です。それにはまず、人事担当者自身が自社についてよく知っておかねばなりません。
ここで「自社をあらためて知る」ためのきっかけとして、「エンプロイヤーブランドに影響を及ぼす10の指標」をご紹介しましょう。チェックリストになっていますので、まずはご自身で自社について評価してみてください。
エンプロイヤーブランド向上には、まず「取り組みを始める」ことが重要
こうして自社を客観的に評価してみることが、採用のミスマッチを防ぐ第一歩になります。客観的に見ることで、今まで意識してこなかった自社の強み・弱み、魅力的な強みでありながら今まで転職者にアピールできていなかった項目、これから弱み克服のために取り組みたい項目などが見えてきます。そこには自社を知り、これからの採用活動について考えるヒントがあったのではないでしょうか。
次はぜひ、エンプロイヤーブランドを向上するために必要な対策を具体的に検討していきましょう。給与体系の見直し、福利厚生の充実、職場環境の改善など、仮に目に見える結果を出せるのは先のことでも、着手することで「前向きに取り組んでいる姿勢」を転職者にアピールでき、優秀な人材、有望な人材を集めることにつながります。
そして実際にエンプロイヤーブランドを向上できれば、企業に対する働き手の満足度も上がるのです。エンプロイヤーブランドの考え方、「ランスタッド・エンプロイヤーブランドリサーチ(REBR)」の国内レポートなど、詳細はぜひこちらよりご覧ください。