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【成功事例】派遣社員が「9割辞める」から「1年間9割継続」への大転換!|ランスタッド法人ブログ

作成者: randstad|Jan 19, 2022 3:00:00 PM

缶コーヒーやインスタントスープ、豆乳ヨーグルトなどの生産ラインを有する、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社の群馬工場。この工場では、派遣社員の定着率の低さに大きな課題を抱えていました。年々、派遣社員の採用自体が厳しくなる中、入職しても早期離職してしまうというケースが続いていたのです。

早期離職の原因はどこにあり、どのような解決策で苦しい状況を打開したのでしょうか。群馬工場の人事を担当する小山直樹氏にお話を伺いました。

インタビュー動画はこちら

 

 

小山 直樹氏
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
生産本部 生産技術部 企画人事グループ
アシスタントマネージャー
 
※以下は、インタビュー動画を記事としてまとめた内容となります。

派遣社員を採用しても9割が早期離職

――「インハウス」導入前、どのような課題を抱えていましたか?

非正規雇用である派遣社員は、近年ますます採用しにくくなっている状況だと思います。以前と比べ、派遣ではなく正社員を希望する方が多いような印象。この辺りは産業地域で人口もそれなりにいますが、派遣社員の採用が難しくなっていると感じています。

 

そんな中、募集をしてもなかなか人が集まらない、集まってもすぐに辞めてしまう、というのが大きな課題でした。例えば10数名採用しても、9割はすぐに辞めてしまう。ほとんどが1ヶ月くらいでいなくなってしまい、1年後に残っているのは1人か2人という状況でした。

 

――なぜランスタッドの「インハウス」を選んだのでしょうか

派遣社員が定着しないという課題を解決するために、複数の人材サービス会社に「定着率改善」のご提案をお願いしました。ご提案をしてくださった会社の中で、ランスタッドのご提案内容は我々が取り組んでほしいことと一番近かったんです。

 

そもそも定着率の改善に取り組んでいくと言っても、離職をストップさせるためには採用する段階できちんと選ばなくてはいけません。そして入職後にはしっかりとサポートし、定着につなげていく。我々の課題を解決するために一番最適な、そういったご提案をいただきました。
インハウスと同じような仕組みは他社にもあると思いますが、それまでのお付き合いでの信頼度もあり、ランスタッドのインハウスの導入に至りました。

 



高い離職率の原因究明と改善

――そこまで離職率が高かった理由はどこにあったのでしょう

理由はいろいろあると思いますが、その一つに「マニュアル」があると思っています。そういったものの整理があまりできていませんでした。

 

作業手順が書かれているマニュアルですが、当時のものは「一定の経験を積んだ人が後で見直した時に理解できる」というレベルのものでした。ある程度できる人に教える仕組みはできていても、まったく知識のない方が入ってきた時に、教える環境の整備や関係性ができていなかったと思います。

 

――マニュアルはどのように改善したのですか

ランスタッドの専任のコンサルタントの方に未経験者の目線で見てもらい、わかりにくいところを一緒に作り直していただきました。もともとは専門用語が多く使われていたのですが、そもそもその言葉がわからない。そこで、まずは専門用語を解説する用語集を写真付きで作ったり。わかりにくい作業手順は、必要に応じて説明用の動画を作ったりもしました。このマニュアルの改善は大きな成果につながっていると考えています。


 

厳しい人選と入職後のサポートで定着率1割→9割の劇的改善

――実際にインハウスを導入して成果はありましたか

群馬工場には複数のラインがあり、多くの派遣社員の方が働いています。しかし、はじめは小さくスタートしようということで、まず1つのラインからインハウスを導入しました。結果として、それ以前は2~3ヶ月以内に9割が辞めてしまっていた派遣社員が、逆に1年経っても辞めたのが1人か2人という状況。離職率が劇的に改善しました。

 

採用に注力して派遣単価を上げるなどしたこともありますが、推薦していただく際の人選はかなりふるいにかけてから提案していただいたようです。我々は食品工場なので、衛生管理に関しては厳しく見ているところがあります。ランスタッドさんには、そういった点もチェックしていただいていますし、入職してからギャップを感じてすぐに辞めてしまうことがないように、我々の会社のことや仕事内容などをきちんと事前に説明してくださっています。候補者をかなり人選した上で推薦していただいたことが大きいと感じています。

 

――派遣社員へのコンサルタントのサポートはいかがですか

入職してからは、入職当日や一週間後など初期の段階を重点的に、専任のコンサルタントの方が派遣社員の方と面談やコミュニケーションを取ってくださっているようです。

 

また、ランスタッドさんとは定期的にミーティングをして、派遣社員の方に取ったアンケートなども共有いただいてます。採用の段階で入職に至らなかった理由、離職の理由なども共有していただいていますし、派遣社員の方がコミュニケーションに課題を感じていれば、社員から声をかけたり現場で配慮するなど改善していくようにしています。実際にそれで離職の予兆があった派遣社員が踏みとどまったりと、これは我々だけではできなかったところだろうと思っています。

 



社員と同じ温度感で語れるインハウス

――インハウス導入のメリットはどんな点ですか

専任のコンサルタントが工場内に常駐しているので、我々の工場の中のことをしっかり見て理解をしてくれています。社員と同じ温度感で派遣社員と話せるという点は、他の人材サービス会社の営業担当者と大きく違うところですね。

 

職場見学に来た候補者への説明も社員と同じ熱量で話していただけていますし、イメージギャップ・スキルギャップがないかというところの精査もしっかりしている印象です。同じ工場内にいますので、派遣社員との面談やコミュニケーションもこまめに取っていただいているようです。

 

――これからの希望や要望はありますか

今後は新たな採用のところに注力をお願いしたいと思っています。本取り組みはまだ1つのラインだけでの導入ですが、これから人が足りないところに新たに補充していただきたい。この成功事例を横展開し、ゆくゆくはランスタッド1社のみで採用から定着までやっていただくというのが理想です。

(肩書きは取材時のものです)




<ランスタッド担当者の一言>

離職するには理由がある。それが何なのか、上辺に見える事象でなく、 外部の我々だからこそ客観的に見つけられる真の要因を探りました。
改善アクションはインハウスコンセプトにある“定着を生み出す4要素”に当てはめ 実行してきた成果が現れました。
 
自分がもし派遣社員の立場だったらと常に考えています。
またポッカサッポロさんは我々の声を聞き入れていただき、改善パートナーとして、 ともにアクションの実行をしていただけることも非常に大きな要因です。
 

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