「最も働きたい企業」にサントリーHD  ランスタッドアワード2016、国内企業でも高まるエンプロイヤーブランド(企業魅力度)の視点

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 働く人をひきつける魅力ある企業を表彰する「ランスタッドアワード2016~エンプロイヤーブランド・リサーチ~」の発表と表彰式が27日、東京国際フォーラムで開かれ=写真右=、最高賞となるランスタッドアワード(総合1位)にサントリーホールディングス(HD)が輝いた。3年ぶり2度目の栄えある受賞。総合2位はキリンホールディングス(HD)、3位は明治ホールディングス(HD)。海外企業部門は、ボッシュが昨年の11位から大きく躍進して初の栄冠を獲得した。

 世界39の国と地域で事業を展開しているランスタッドの「グローバルブランド」を活かした調査。日本法人は2012年から参加し、今年で5回目。企業の採用活動や組織力向上を目的とした国内最大規模の「人事の祭典」に成長し、この日の日本の受賞企業の式典を皮切りに、調査に参加した各国が今後それぞれの国の調査結果を発表し、表彰式を開催する。

 総合人材サービス会社・ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィー(本社:オランダ)の日本法人・ランスタッド(東京都千代田区)が開いた表彰式には、受賞企業と同社クライアント企業のほか、労働分野の第一線で活躍する研究者、行政、マスコミ関係者ら1000人余が集まった。

 

表彰式では、ベスト10入りした企業担当者全員が出席。アワードの「象徴」でもある、人型の磁石がたくさん集まったトロフィー、またはクリスタルトロフィーが日本法人のマルセル・ウィガース会長兼CEOから受賞企業の代表者に授与された。総合1位のランスタッドアワードの栄冠を手にしたサントリーHDの神田秀樹人事部長は「名誉ある賞に感謝します。弊社はメーカーなのでブランドが最も大切。そこで今回の受賞はHRを担当するものとして、この上ない喜びです。現在、社員のエンゲージメント(絆、つながり)を真ん中に置いており、とても励みになる。これからも努力を続けていきます」と、喜びの言葉を述べた。

 また、受賞企業であるサントリーHDと日清食品ホールディングス(総合7位)、ボッシュの人事担当者が登壇。中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)の佐藤博樹教授を進行役に、「ダイバーシティマネジメントと働き方改革~これからの人材活用の課題~」をテーマに、トークライブも行われた=写真上

 表彰式後は懇親会が開かれ、主催者を代表して日本法人の猿谷哲社長兼COOが多くの参加者に挨拶し、異業種の経営層と人事関係者らが盛大に交流を深めた。

 同アワードは1999年にベルギーで始まり、今年で17年目。年々、調査対象国を拡大しており、「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」を測るアワードとして世界で実績と評価を獲得。質・量ともに世界を網羅したアワードに成長している。日本の調査は18歳~65歳までの男女約8500人に、調査対象企業210社(うち海外企業30社)ついて「教育訓練が充実している」、「環境や社会に配慮している」など、同アワードの歴史と経験などに基づく「10の指標」に照らして、評価の高かった上位企業を選んだ。調査は外部の調査会社が実施した。

≪ランスタッドアワード2016の総合ベスト10は下記の通り≫
1位=サントリーHD、2位=キリンHD、3位=明治HD、4位=トヨタ自動車、5位=パナソニック、6位=花王、7位=日清食品HD、8位=全日本空輸(ANA)、9位=アサヒグループHD、10位=キヤノン

配信元:アドバンスニュース

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