求人広告会社が発表した７月の派遣平均時給の速報値（三大都市圏、募集時）は１６２８円で、前月比０．９％増、前年同月比０．２％増となりました。前月比は２カ月連続のプラス、前年同月比は６月に１９カ月連続のプラスが途切れましたが、７月に再びプラスとなった格好。恒常的に人手不足が続いています。
職種別（大分類）では、主力の「オフィスワーク系」が１５９９円（前年同月比２．４％増）と堅調で、クリエイティブ系が１９８６円（同３．８％増）、ＩＴ系が２４２０円（同３．３％増）など、全７職種でプラス。オフィスワーク、ＩＴ、軽作業（１２６３円）は過去最高となっています。
一方、別の求人広告会社がまとめた３大都市圏の７月平均時給は１５４７円（同４．５％増）と過去最高を更新。求人件数は前年同月比１．３倍。３大都市圏を含む全国平均も１４８１円（同４．１％増）となっています。
このほか、７月のアルバイト時給は平均１２２７円で、前月比１６円（１．３％）増、前年同月比６２円（５．３％）増となり、過去最高を更新しています。前月比は２カ月ぶりのプラス、前年同月比は１９カ月連続のプラスです。
大職種別にみると、前々月、前月と同様に運搬・清掃・包装等が１２１５円（前年同月比１０．８％増）、建設が１４７２円（同１１．３％増）と高い伸びをみせ、教育も１８０８円（同８．８％増）と伸びています。飲食も１０６０円（同５．５％増）と過去最高を更新し、９職種全てでプラスとなりました。