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5年後の答え合わせ。ランスタッドと歩む「ドライバー派遣」の現在地

作成者: randstad|Apr 6, 2026 12:30:00 AM

2021年、ランスタッドの法人ブログに一つの記事が掲載されました。
タイトルは『27歳の決断 ドライバーを辞めた私』。当時、ドライバーから人材業界へ転身した私、福島(現・ランスタッドDR事業部埼玉支店 支店長)が、自身の経験をもとに「若手が将来を描けない業界課題」を綴ったものです。

それから5年。物流業界は「2024年問題」という大きな節目を越え、2026年を迎えました。あの時、私たちが危惧していた「若手不足」や「採用の難化」は今、どのような局面にあるのでしょうか。当時の振り返りを交えながら、現在のドライバー派遣の価値を再定義します。

 

5年後の答え合わせと、2026年の現実

2021年のブログで、私はデータをもとに「ドライバー応募者の約70%が40歳以上である」と指摘し、若年層の採用戦略の重要性を説いていました。

深刻化する免許制度の乖離

5年経った現在、この傾向はさらに顕著になっており、40歳以上はついに80%を超えました。特に「2007年の道路交通法改正」以降に免許を取得した世代は、普通免許で運転できる車両が限られており、未経験の若者が即戦力としてトラックに乗るハードルは以前よりも高くなっています。また、俗にいう4tトラックが運転可能な中型8t限定(旧普通免許)所有者も40代に入ってきています。

 

ドライバー求人への応募者年齢構成比(2026年1月/当社データ)

 

2024年問題(改正改善基準告示)の影響

2024年4月に施行された時間外労働の上限規制(年960時間)により、一人あたりの拘束時間は厳格に管理されるようになりました。かつてのような「長時間労働による高収入」というモデルは崩壊し、企業には「限られた時間内でいかに効率よく回すか」という高度な運用能力が求められています。また直近ではトラック新法や取適法(中小受託取引適正化法)施行に伴う影響も影を落とし始めています。

 

 

企業が「今」ランスタッドの派遣を活用する理由

5年前から変わらず、あるいはそれ以上に、ドライバーを必要とする企業様がランスタッドをパートナーに選ぶ理由は「リスクヘッジ」と「効率化」に集約されます。

 

  コンプライアンスの「外注化」

現在の物流現場において、最も恐ろしいのは無意識の法令違反です。派遣元(派遣会社)の法令意識が低い場合、派遣先に対し行政処分やブランドイメージ失墜など様々な影響が起こる可能性があります。ランスタッドではスタッフの勤怠をデジタル管理し、基準告示に抵触しないよう厳密な調整を行います。派遣を活用することは、そのまま「法令遵守のプロを自社に招き入れる」ことを意味します。また、安全運転管理者(SOA)を各エリアに配置し、事故やトラブルを防止する。不測の事態にも、即時対応で原因究明と再発防止を徹底しています。

 

  データに基づいた戦略的採用

当時からランスタッドが強みとしていた「Web媒体の分析データ」は、この5年でさらに蓄積されました。エリアごとの時給相場、求職者が反応するキーワード、競合他社の動向。これらを可視化することで、「応募が来ない」「定着しない」という悩みを根拠のある「戦略」で解決します。

 

  若手育成の共同歩調

「免許がないなら、自社で育てる」という覚悟を持つ企業様に対し、ランスタッドは資格取得支援制度などを通じてバックアップします。単なる「頭数の確保」ではなく、次世代の担い手を共に育てるパートナーシップへと進化しています。

 

 

質の高いドライバーを確保・定着させるランスタッドの仕組み

当時、私が「将来を描きづらい」と語ったドライバー職ですが、現在は派遣という働き方を通じて、主体的なキャリア形成を望む人材が増えていると感じます。ランスタッドがドライバーに柔軟な働き方や透明性の高い待遇を提供しているからこそ、企業様へ質の高い人材を安定して派遣し、高い定着率を実現できているのです

  • ワークライフバランスの実現によるミスマッチ防止
    「家族との時間を優先したい」「夜勤は避けたい」といったドライバーの要望に対し、契約条件として明確に合意した上でマッチングを行います。企業様にとっても、事前の条件すり合わせが徹底されるため就業後のミスマッチが防げ、派遣後の高い定着率に繋がります。

  • 透明性の高い待遇による「質の高い人材」の集客
    大手派遣会社ならではの福利厚生と、働いた分だけしっかり支払われる透明性の高い給与体系を用意しています。かつての「不明瞭な手当」に悩まされていた層に安心感を与えることで、意欲的で質の高いドライバーを集客し、企業様へご紹介することが可能です。

  • 正社員化を見据えた「採用リスク」の軽減
    派遣をステップアップと捉え、自分に最も合った企業へ正社員として登用されるケースも増えています。派遣スタッフとして現場の業務や社風に慣れてもらった後、双方が合意のもとで正社員としてお迎えいただくことで、企業様にとって採用のミスマッチリスクを大幅に軽減する有効な手段となります。

 

 

5年間、私たちが守り続けてきたもの

当時記した「ドライバー、一人ひとりと向き合い下支えをする」という誓い。この精神は、現在のランスタッドの人材戦略である「partner for talent. (人材に寄り添う真のパートナー)」にしっかりと引き継がれています。

自動運転やDXが進む物流業界ですが、最終的にハンドルを握り、荷物を届けるのは「人」です。孤独になりがちなドライバーのメンタルケアや、初日の現場同行といった「アナログな支援」「定期フォロー」こそが、5年前も今も、そして5年後も、私たちが最も大切にしている価値です。自身がドライバー、派遣先の立場なら、どの様な対応や寄り添いを求めるか。これが私たちの源泉にあり続けます。

 

 

次の5年を、持続可能なものにするために

2026年、物流業界は「耐える時期」から「新しい形を作る時期」へと移行しました。5年前のブログを読み返すと、当時の課題の多くが現在の法規制によって裏付けられていることがわかります。しかし、課題があるということは、改善の余地があるということです。
ランスタッドは、これからもデータと情熱を武器に、企業様には「安定した運行」を、ドライバーの皆様には「誇り持てる仕事」を提供し続けます。

「2024年問題を越えた今、他社はどう動いているのか知りたい」「効果的な採用方法を知りたい」 「自社にマッチした人材要件の整理から相談したい」など
ドライバーの採用・定着についてお悩みの採用ご担当者様は、ぜひ一度ランスタッドへお問い合わせください。

 

福島 大輔(ふくしま だいすけ)
ランスタッド株式会社 DR事業部
埼玉支店 支店長

物流運送会社にてドライバーから管理職を経験。2015年ランスタッド入社後はコンサルタントとしてさいたま、所沢。その後、高崎支店長を経て2023年より現職。

これまで1000社以上の人材コンサルティング経験と5000人を超えるドライバー求職者との繋がりを持つ。