組織の一番の価値ある資産は人材(※1)であるとよく言われます。世界中の多くの中小企業がコロナ禍のさまざまな課題の中で生き残りをかけて懸命に努力し、よって人材の生産性はこれまで以上に頼みの綱ということになります。
企業によってはパンデミックがもたらした「ニューノーマル」に成長機会を見出し、となればそれに応じた人材ニーズが発生します。
この環境をうまく舵取りし、今年あるいはこの先に達成したい目標に全力を注ぐのであれば、専門人材サービス会社がその結果に大きく貢献できます。
そこで、人材サービス会社のサポートを得る5つの魅力的理由をご説明します。
時間とコストの節約は多くの企業に共通する優先課題ですが、リソースが限られた中小企業では特に重要です。最大限効率良く適材を見つけ、採用する必要があります。
この点に関しては企業が慎重に回避すべき明らかなリスクがあります。誤った採用によって採用をやり直す一般的費用は本人の年収の21%(※2)という試算があるからです。
さらに人員補填までの平均期間は36日(※3)です(コロナ禍前)。パンデミックによる失業率の上昇に伴い、事情が変化している可能性はありますが、それでも雇用主は採用にかかる時間を認識しなければなりません。
人材サービス会社のサポートを得る一つの重要なメリットは必要な人材を素早く、効率的に見つけられることです。人材確保のスペシャリストは最新のHRテクノロジーを駆使し、質の高い人材プールにアクセスし、採用効率を高めながらリスクを抑える術を知っています。
適材を見つけ、実際に獲得することはどのセクターの企業にとっても大きな課題であり、専門スキルを必要とする高度なテクノロジー業界では特に難題です。
調査によると世界の中小企業の49%(※4)が克服すべき最大の障害としてスキルのある人材の不足を挙げています。
新型コロナウイルスの影響によって多くの国で失業率が上昇し、求職者が増加している反面、コロナ禍以前からニッチなセグメントのスキル人材の獲得に苦戦していた企業は今後数カ月から数年にかけて同じ問題に直面する可能性があります。
適した人材サービス会社をパートナーにすれば、過去に類似企業で結果を出した経験のある質の高い人材プールに橋渡しするなど、さまざまな点からこの問題の対処にサポートを得られます。人材探しをパワーアップさせるHRテクノロジーの最新イノベーション(※5)の恩恵を得ることも可能です。
中小企業の場合は往々にして急速な成長や変化の期間、あるいは不測の事態に備える必要があり、つまり採用活動には機敏性と即応性が求められます。
中小企業特有のビジネスニーズに対して柔軟な解決策を見つけられる経験と知識が豊富な人材サービスパートナーがいれば、対処がはるかに容易になります。
例えば、目下成長思考であるならば、人材サービス会社は1つのセクターで価値ある経験を積み、別のセクターでまた新たなキャリアを築きたい適材探しをお手伝いできます。この種の求職者は成長狙いの企業に理想的です。
あるいは、季節労働者を大量採用している企業など、人員確保に大規模かつ持続可能な柔軟性(※6)がほしい場合は、この課題に対して経験豊富な人材サービス会社がサポートとノウハウを提供できます。
人員の計画と予測はHRチームに共通する課題です。人材ニーズが変動しがちで予測しにくく、人員計画に割く時間やリソースが十分でない中小企業の場合は特にそうです。
人材サービス会社は次のような徹底したプロセスで人材ニーズを理解し、その対処をサポート(※7)します。
人的資源を有効活用し、成功する組織を築きたいのであれば、人員計画の最適化は欠かせません。
21世紀においては日常生活と仕事の世界の実質上すべての側面でテクノロジーが重要な役割を担っています。企業での人材探しも例外ではありません。その一方で、テクノロジーによって最大効率を実現するだけが採用活動ではないことを改めて認識する必要があります。人間味もまた基本要素に含まれています。
だからこそランスタッドでは「Tech & Touch」というコンセプトを戦略の根幹に据え、HR分野の最新イノベーションをキャッチしつつ、極めて重要な人間的要素を見失わない人材サービス会社とのパートナーシップの在り方を実証しています。
[参考]