コロナ禍においても売り手市場である物流業界。採用担当者として、魅力的な求人内容で会社の存在を際立たせることは、他社との差別化を図り、優秀な人材を獲得する絶好のチャンスです。
2020年以降、コロナ禍において、多くの業界の求人が減る一方、消費者のネット通販の利用は増加し、物流系の職種は引き続き売り手市場になりました。Logistics Management(英語サイト)のレポートによると、物流業界はコロナ禍で転職を余儀なくされた労働者の受け皿となっています。
世界の求人市場が変化する中で、安全な職場環境を提供してくれる企業、今後どの業界でも役に立つスキルを身につけるためのサポートをしてくれる企業で働きたいというのが労働者の望みです。それは物流経験者しかり、他業界出身の優秀な人材しかりです。
米国人材マネジメント協会 (SHRM)は2019年に、Job discription(求人内容/職務記述書)を「これなくして人材の獲得はできない、採用のための武器」と表現しています。しかしながらその重要性にもかかわらず、物流業界の多くの人事担当者は、効果的な求人内容を書くためのベストプラクティスを取り入れていません。
物流人材を採用する企業は、変動の激しい求人市場に関わることになり、求人内容が非常に重要になっています。Amazonをはじめとする名だたる企業がネット通販の需要増加に対応するために数十万人規模で物流職を採用しています。そして将来を不安視するさまざまな業界出身の人材も、これまでなじみのなかった物流系職種の求職活動をしているのです。
このガイドでは、物流業界の人事担当者の皆様に、より魅力的な求人募集を書くための状況に則した実用的アドバイスをご紹介します。
本ガイドで取り上げるトピック(文末よりダウンロードできます):
未来の従業員にとって、求人内容は会社の顔です。世界のサプライチェーンが変化し続ける中、物流職の求人内容は会社と、会社の将来、従業員の想いをどの程度大切にしているかを印象付ける鏡です。
会社のこれまでの採用活動を見直し、新しい一歩を踏み出しましょう。求人内容の一つ一つが、そのポジション、チーム、会社を売り込むためのマーケティングツールです。そして、それが会社が理想とする求職者の成長と成功のきっかけになることが何よりも大切なのです。